つぶろぐ。

その時の自己顕示欲に忠実。

よくわかる 横浜民のための国内遠征

つぶグミはいいぞ。です。

 

皆さん、旅行は好きですか?好きだけどお金がなく、バイト代を削って格安の旅をしている人も少なくないと思います。

 

筆者は2012年からJリーグセレッソ大阪のサポーターをやっており、特に2015年〜2017年にかけて、かなり高頻度にスタジアムに出向いて試合観戦をしていました。名前の通り本拠地は大阪にあるチームで、もっぱら関東や近縁でアウェイゲームがある時に参戦していたわけですが、J1もJ2も横浜にスタジアムがあるのは1チームずつのみ。交通費は馬鹿になりません。

 

特に2017年は柏戦を除く16試合のアウェイゲームに参戦し、交通費と宿泊費だけで年間35〜40万ほど費やしていました。それでもかなり削ったと思っています。

 

では、本題へ。筆者がアウェイゲームに少しでも安く参戦するために使っていた交通手段を紹介します。ただし、筆者は運転免許を持っていませんし、頼めば車を出してくれるような友人がいるわけでもないので、あくまで公共交通機関に頼った場合で考えてください。

 

 

 

普通列車(学割・18きっぷ

 

考えられる最もメジャーな手段ですよね。概ね首都圏+静岡県内までは電車で遠征していました。特に関東は私鉄も充実しており、うまく使いこなせば北関東の県庁所在地くらいまでなら横浜から片道2,000円くらいで行けます。

 

旅程が片道100kmを超えると学割(2割引)を適用することができます。筆者の通う横浜国立大の場合は機械に学生証を挿入するだけで学割証印刷できるため、使い得の制度ですね。ちなみにこれを利用した切符はみどりの窓口で直接発券してもらわないと使えないので、特に連日混み合う横浜駅など主要駅のみどりの窓口を使う場合は前日に切符を確保しておくなど、時間に余裕を持った方が安心です。

 

また、切符を分割購入した方がお得になる区間も多々あります。JRは山手線内完結や、横浜品川間など、区間を定めて特別な運賃を提供している例があり、そうした割引が適用されるように切符の買い方を工夫することで値段を下げることができます。これは「乗車券分割」でググれば便利なサービスが出てきます。

 

さて、青春18きっぷ。期間こそ決まっていますが、1日間JR在来線普通列車乗り放題切符の5枚綴りで11,850円。1枚あたり2,370円で移動することができます。横浜から熱海までの往復が少し足りないくらいで、沼津なら元が取れます。名前自体はとても有名なので使ってみたいと思っている人も多いのではないかと思いますが、これがなかなか苦行です。まず、普通列車も充実しているのは大都市圏くらいで、他は細かく乗り継がないと先に進めない区間も多くなっています。静岡県の東西の長さを痛感したというのは、18きっぷあるあるですよね。ちなみに静岡横断にあたっては整理券を追加購入すれば乗ることができるホームライナーがオススメです。

 

後述する深夜バスの存在を踏まえ、筆者としては18きっぷが最善の選択肢といえる損益分岐点豊橋、いわき、郡山、水上、松本あたりと考えます。これら以遠の場合は、18きっぷによって交通費は減らせても、日帰りが困難で宿泊費の増加があるため、トータルで得できるかというと疑問符がつくところです。例えば大阪は始発付近から乗っていれば往復が可能ですが、限りなくとんぼ返りになり、観光ではなく電車に乗るために移動する旅行になってしまいます。

 

サンライズやムーンライトには乗ったことがないため、語れません。あしからず。

 

 

②深夜バス

 

貧乏旅の味方。筆者は多い時で10往復/年くらいのペースで利用していました。関東以外の本州への移動では、コスパ最強といえる交通手段でしょう。

 

最大の魅力は、乗っている間に夜を明かせることにあります。つまり、宿泊費を浮かすことができるのが利点です。セレッソ大阪の本拠地がある大阪へは、試合前日深夜にバスに乗り、当日早朝〜深夜まで大阪に滞在、当日深夜のバスで横浜に戻り、翌朝帰宅する、という旅程を組んで遠征していました。

 

ただし、筆者個人としてはそれ以上にデメリットも大きいかなと思っています。正直、コスパしか利点はないと言っていいんじゃないでしょうか。まず、バスで移動中に寝られるとはいえ、プライベートスペースなど存在せず、その睡眠の質は限りなく低いものになります。よく「隣人ガチャ」と言われますが、相席になる人が非常識だったりすると、そのストレスに耐えながら8〜10時間をバスの中で過ごすことになります。また、電車でも同じことは言えますが、座り続けるというのは体に大きな負担をかけるものです。

 

あと細かい点だと、早朝に着きすぎると着いてからやることがないですし、出発が深夜すぎても出る前にやることがなくなります。これは比較的短距離を結ぶ深夜バスに顕著で、例えば名古屋は横浜から6時間で着いてしまうため、前者か後者のどちらかで暇な時間を過ごすことは必至でしょう。

 

深夜バスに乗るなら、筆者が三種の神器と呼んでいる「イヤホン・アイマスク・ネックピロー」は買うべきだと思います。これがあるのとないのでは着いた後の体力の消耗具合が3〜5割は変わってきます。

 

筆者が横浜から/横浜へ深夜バスを利用したのある都市は、仙台・酒田・新潟・金沢・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・倉敷・福山・広島といったところです。これらの都市へは、深夜バスの利用が総合的にコスパが最高かなと思っています。北に向かう場合は都内始発の便も探してみましょう。

 

大阪以遠へは、多少料金を払ってでも3列シートに乗るべきです。10時間を超える移動は、移動中ずっと寝続けられる自信があるならともかく、4列シートではまず耐えられたものではありません。また、コンセント付き車両であることも必須かなと考えています。現地で丸一日過ごすのに、朝から電池が消耗した状態では、まず持ちません。

 

乗車場所も確認しておきましょう。バスタ新宿などごく一部を除いて、待機場所は野ざらしです。真冬にそんなでは耐えられたものではないので、地図を確認して周りで暇が潰せないか脳内ロケハンはした方がいいと思います。下手するとコンビニで1時間とか潰すことになります。

 

というわけで、本州ならコスパ最強クラスですが、デメリットも多いので貧乏旅専用といったところが深夜バスの短評です。

 

 

 

③飛行機

 

本州以外へのメインの交通手段です。筆者は札幌に行く機会が多く、その際は飛行機を利用しています。贅沢品のように思えますが、案外そうでもありません。

 

飛行機における貧乏旅の味方といえば、ローコストキャリア、略してLCCANAJALに代表されるフルサービスキャリア(FSC)と異なり、機内サービスや手荷物預かり、欠航時の補償などが大幅に制限される(課金すればFSC同様のサービスも受けられます)代わりに、それが運賃に還元されるという点が特徴的です。筆者が乗ったことのあるLCCはJetstarとPeachなので、ここから先はそれらの経験を基にした話だと思って読んでください。

 

LCCは運賃設定が独特で、チケット発売開始時点の額が決まっていて、席が埋まるにつれて価格が吊り上がっていくシステムになっています。後述するFSCでも早期割引はありますが、LCCでは閑散期の平日なら1週間前でも安くチケットを取れたりしますし、システムは大幅に違うものと考えてください。

 

セールを活用することで成田から新千歳や那覇へ往復1万円程度で行くことも可能です。これは場合によっては深夜バスで本州内を移動するよりも安く済むことがあるほどです。最安値はそれくらいで、概ねの感覚としてはFSCの半額〜7割くらいで乗れるかなという印象です。

 

ただ、関東民がLCCを使うにあたって受難なのが、羽田空港に発着がなく、成田空港の第3ターミナルに行かないといけないということ。このブログでは横浜を拠点として書いているので、京急一本で行ける羽田とは違い、成田まで直通する電車は少なく、片道1時間以上の時間と、1,000円以上の交通費が余計にかかってしまいます。ただし、成田第3が苦行なのはそこではありません。駅に着いてからが長いのです。最寄駅は「空港第2ビル駅」ですが、ここから15〜20分ほど歩きます。動く歩道なんてものはありません。空港の敷地内を縫うように設けられた通路をひたすら自分の荷物と一緒に移動することになります。これが結構疲れます。

 

また、LCCの手荷物預かりの特徴として、事前に必要なサイズを申告してその分だけ運賃を払うシステムになっているのですが、これが超過すると差額プラスアルファを空港で払うことになり、これがかなり痛手になります。3,000円くらい持っていかれるので、LCCを使うなら、自分の荷物がどれくらいの重さなのかは、旅程を組む段階で意識しておきましょう。

 

FSCについてですが、これも実は活用次第でかなり費用を抑えることができます。現在筆者は札幌に行く際はLCCではなくFSCであるANAを利用していますが、だからといって非常に高額な運賃になっているかというとそんなこともありません。往復5,000〜10,000円の差といったくらいでは羽田空港から乗れる便利代かな、といった程度になっています。ただし、必ず早割の効く搭乗日21日前以前(できれば早割の割引率が更に高い28日前以前、45日前以前)に予約しましょう。それを境に運賃が桁違いに上がります。

 

筆者はFSCを使う場合、基本的に楽天トラベルを通じて予約しています。理由は、楽天トラベルを通じて航空券とセットでプランを提供しているホテルが一定数存在するためです。その中には、宿泊のみでプランを検索しても空部屋0となるホテルもあり、セット向けに在庫を留保していることが伺えます。逆に言えば、航空券とセットで予約することで、穴場の宿を取ることのできるメリットがあります。札幌の場合すすきのから3分くらいのビジネスホテルが、雪まつりの期間中なのに1泊3,000円台で取れたりします。

 

ただし、この方法で予約できるのはANAJALのみになっています(厳密にはコードシェア便を含む)。札幌に行く場合はAIRDO、福岡に行く場合ならスターアライアンスなど他のキャリアから直接航空券のみ予約した方が合計額が安く済むこともあるので、そこは各ページを往復しながら計算して損得勘定ですね。

 

飛行機で行ったことのある都市としては、札幌・富山・福岡といったところです。富山は、深夜バスでも行けるのですが、現地で2泊する予定があり、メリットがあまり得られないため飛行機を利用しました。富山空港は決して大きな空港ではありませんが、そうした空港でもホテルと合わせてお得なプランが用意されていることもあるので、探してみる価値はあると思います。あと着いた後の疲労度が段違いです。

 

 

 

④新幹線・在来線特急

 

普通列車では終電に間に合わず宿泊が必要で、深夜バス路線もないという状態の時に、乗った方が泊まるより安いなら乗りますが、それ以外で乗ったことはないですね。貴族の乗り物だと思っています。

 

 

まとめ

 

関東と隣接県の関東寄り→普通列車

それ以外本州→基本高速バス、宿泊有りなら航空券セットの宿も検討

北海道・九州(行ったことないですが四国も)→飛行機

 

拠点とする都市が変われば方針も変わってきます。今回は横浜を拠点として書きましたが、他の都市のものも読んでみたいですね。

 

以上です。質問いただければ知識の範囲で返します。Twitterにどうぞ→ @kirsch2293

 

長文ですが、読んでいただきありがとうございました。