つぶグミさんとミクさんとマジカルミライと
⚠️99.9%自分語り記事です。
つぶグミはいいぞ。( @kirsch2293 )です。
2018年8月31日〜9月2日までの3日間、幕張メッセにて「マジカルミライ2018」が開催されていました。
結論から言います。最高でした。
先日足を痛めていた私は、「この足で行ってもなあ」「元々行く予定なかったしなぁ」などと心の中で言い訳しながらも、だらだらと家でゲームをしながらオールして迎えた午前6時。
「今から行けばオープンしてすぐに行けるかもしれない」「行かなかったら後悔するかもしれない」という思いとも葛藤しながら、行き当たりばったりで「行くぞ!」と決心をし、もしもの為にとタンスにしまっていた1万円を握りしめ、家を飛び出したのでした。
眠い目をこすりながら、痛い足を引きずりながら、ミクさんへの想いだけを原動力に、気が付いたらもうそこは海浜幕張でした。
ーーーここからクソ長い回想シーン。
自分の思春期、いやもっと前から自分にとって輝かしいアイドルであり続けているミクさんが、誕生から11年経って未だに愛されているどころか進化し続けてさらに輝いている。それだけでもう泣きそうになるくらいでした。
ミクさんが生まれたのは2007年8月31日。陰陽師に始まるニコニコ動画黎明期が2007年なので、ネット上のクリエイター文化が興り始めた時期になりますね。
当時私はニコニコのアカウントを持っていなかった(さすがに小学生がメアド云々で会員登録するのはリスクもあったし)ので、YouTubeに転載された動画を見るという形での擬似的な参加だったながら、当時の盛り上がりはよく覚えています。新たな素材が生まれるとすぐに派生動画が作られ、たくさんのネタやスターが生まれていくのをリアルタイムで体験していました。
当時ミクさんに「『ど』ハマり」したかといえばそうではないのですが、アマチュアのクリエイターによって今に語り継がれるような名曲がどんどん生まれていった当時の環境を楽しみながらボカロ曲に触れていました。少なくとも、当時聴いていた音楽はボカロと東方アレンジばっかりだったのは確かです。この時が小学5年生。
メルトやブラックロックシューターなどはもう少し後だったと思いますが、当時を代表する今でも人気のある曲です。
すっかりニコ厨になっていた中学時代も同様でした。この頃は、バーチャルアイドルとしてのミクさん・作曲者=Pという関係だけでない、幅広いジャンル、幅広い世界観が開拓された時期でした。ハチさんが活躍し始めたのもこの頃ですね。
2011年、千本桜やカゲロウデイズが投稿されました。この頃の曲を「新しく」感じるので、このあたりに一度私はミクさんを追うのをやめています。代わりに何をしていたかといえば、違法アニメ視聴と兄貴MADとかいうクソガキだったのですが。これが中学2年生。
それから5年経ち、転機は2016年でした。大学の先輩が持っていたPS4のDIVAをプレイされてもらったことですね。中学生の頃の懐かしい曲が、彼女たちの動く精巧なPVで遊べることが感動でした。PSPを持っていなかったのでこれまでDIVAシリーズとは縁がなくて、とても新鮮な気持ちでした。気付けば先輩のゲームなのに半日くらい没頭していた気がします。
それから少し経って、ついにDIVA Future toneを購入しました。これが今に繋がるミクさん愛の始まりになります。現在までにプレイ可能楽曲は238。ものすごい物量で語りかけてくるゲームです。アーケード版完全移植ということで、PS4のスペックを活かして実機以上の画質を実現し、家で無限に音ゲーやPV鑑賞を楽しむことができます。ミクさん達を愛でたい放題なのです。昔ボカロ曲に触れたことがあって、少しでもゲームに興味があるなら絶対買ってください。当時ニコ動のワンジャンルとして接していただけに過ぎない私がこうなるくらいにはハマれます。
なんせ2016年発売(DL版)とは思えないほどの、往年の名曲揃いですから。ゲーム自体が初音ミク10周年に向けて発売されたベスト盤みたいなものなのです。
初音ミク Project DIVA Future Tone DX - PS4
- 出版社/メーカー: セガゲームス
- 発売日: 2017/11/22
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それから、当時リアルタイムで触れてこなかった曲とも出会い、ますますミクさんを好きになる日々を過ごしていました。ここでさらにもう一つ大きな出来事があります。
さっぽろ雪まつり(SNOW MIKU)です。今年も2月に開催されていましたが、先程のゲームで再燃したミクさん熱と札幌への愛(これは話すとさらに長くなるので置いときます)を原動力に、テスト期間中ながら飛び立ってきました。
札幌市電では毎年ラッピング電車が走っており、SNOW MIKUの会場自体も大通公園の一番端とはいえ札幌の中心街の一部なので、街中に
ミクさんが「いた」んですよね。元々札幌はサブカルにも寛容らしくて、秋葉原のように一区画に隔離されてなくても結構オタク文化が受け入れられてるんですよね。行ってみてそこで「求めていたのはこれだ!」って思って。寒がりな自分が寒さを忘れるくらいには熱くなってました。
今札幌移住に向けて勉強していますが、これは1つのきっかけにもなっています。
ーーー回想終わり。
こうして、ミクさんとの11年間の関わり合い(半分くらいブランクでしたけどね)の中で、初めて今回マジカルミライに足を運ぶ次第になりました。思い立ったが吉日と言いますが、まさにそれを体現するような9月1日の幕張でした。
等身大のフィギュア達。彼女たちが本当にそこにいるような迫力がありました。
マジカルミライ企画展(ライブは事前から動いてないとなので行けませんでした)のスタイルとしては、特別展とコミケの企業ブースを組み合わせたような形態をしていて、各企業によるコラボグッズやマジカルミライの公式グッズの物販や展示をしている、という形態なのですが、
とにかくクオリティが高い。
企業ブースといえばコミケでも色々な限定グッズを販売していたと思うのですが、中には興味のない企業もあったりと、全てが自分向けではなかったりします。
しかしここではそれが全てミクさんで、よくあるクリアファイルやキーホルダーだけではなく(可愛いけど、それだけだと飾りきれないよね)、服や靴、楽器や車まで展示されていて、「ホール全てがミクさん(ピアプロファミリー)とそのファンの為の空間」になっているのです。
いやそういうイベントだから当たり前なんだけど、、、、、やっぱり好きなものだけに囲まれるのは格別なんです。オタクなので。
中でも2日目の企画展で盛り上がっていたのは、今回コラボ楽曲の収録が決まった「バンドリ!」アプリのCVの人たちによるミニステージがあったことですかね。
出演したのは、愛美さん、秦佐和子さん、櫻川めぐさん、豊田萌絵さんの4人でしたが、ゲームの宣伝はともかくとして、みなさんやっぱり「世代」みたいで、ミクさんへの愛が伝わってくるとても良いステージでした。バンドリには全くと言っていいほど知識がなかったのですが、同じ1人のミクさんファンとして、心が通じたような気分になりましたね。
(秦佐和子さん、かつてSKE48にいた時代にすごい好きだったんですよね。無課金でしたが…… 卒業して声優の勉強をしていたのは知ってましたが、まさかこんな形で初めて生で見られるとは思いませんでした。)
開場は9時だったのですが、なんせ家と幕張が遠かったこともあり10時半くらいに会場入りしていました。それから、企画展の閉まる18時半まで、8時間くらいずっと高々2ホール分の中にいたわけです。それでも飽きないくらいには充実した展示でした。
突然思い立った参戦だったのに、気付けば4万円ほど使っていました。でも全く後悔してないし、今までにないくらい「さあ使った分働くぞ!」「次はもっと買うぞ!」って気分になるくらいでしたね。
戦利品。1作品だけでこれだけ買ったわけだからもうね。ちなみに4万円あればミクさん本体が2つお迎えできます。DTM完全初心者だけど2万なら買えるじゃん!と欲しくなってきましたね。
「小学5年生、中学2年生、高校2年生ハマったものは、再燃しやすいし深くハマりやすい。(ちなみに高2頃からハマってるのがセレッソ大阪)」
「バーチャルアイドルは10年経っても歳をとらない。(でもものすごい速度で成長してる)」
心の底から実感できた1日でした。今までにミクさんに関わってきたクリエイターの方々には感謝してもしきれないです。ありがとうございました。